街角のコミュニケーション

世の中コミュニケーションだらけ。

娘を連れて晩秋の山を登る

晩秋の休日、可愛い娘(愛犬)を連れて日帰り登山をした。正確に言うと、登山なんて大層なものではなく、ハイキングに近い。それでも全行程約10km、なかなかの急登もあり、3つの低山を縦走するコースは、運動不足の中年にとって歩きごたえ十分である。うち…

臨床心理士になった友人のアドバイス

先日、臨床心理士の友人と飲んだ。この友人はもともと会社の同僚で、いまの私と同じような仕事をしていた。40歳を迎えようとした頃、突然会社を辞めて大学に再入学を果たし、心理学を学んだ。その後、大学院まで進み、卒業してから50歳で臨床心理士になった…

とあるクライアントの節度

いま、ある企業と仕事をしている。私の会社はこの企業の広告、宣伝業務を請け負っている。言わばクライアントと業者の関係である。私個人としては、約5年ぶりに担当をつとめる。この企業は電力、エネルギーをドメインとしていて、昨今の社会事情から言うと決…

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという概念は確実に存在するし、かなりめんどくさい

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。ということわざがある。はじめから負の連鎖が確定しているという理不尽な概念だが、こういう概念に囚われて、どうしようもなくなるのが人間なのだと思う。とある記事では「パブロフの犬」を引用して「坊主憎けりゃ〜」を解説して…

平日の映画鑑賞

8月のとある平日。出社しても特にやる事がなさそうだったので、有給休暇をとって映画を観に行くことにした。たまにやる。平日昼間の映画館が大好きだ。人が少ないのがいい。他の観客は少なければ少ないほどいい。だから、この日も敢えて朝イチの上映を目が…

愛犬の緊急事態とクソじじいの老害

会社から帰宅すると家内の機嫌が悪い。 理由を聞いてみると、良くないことが重なった一日だったと言う。 一つ目は愛犬が原因不明の出血をしたこと。 慌てた家内は、急いでかかりつけの動物病院へ電話し、当日の診察を予約した。 動物病院へはバスを2つ乗り…

礼儀正しい地元の女の子に感心させられる

先日、近所のスーパーへ買い物に出かけた時のこと。 スーパーへは、この辺りの鎮守さま(神社)を通って行くルートが 近道なのでよく利用している。 この日もいつも通り、鎮守さまを抜けようとしていた。 参道へと続く鳥居の手前に差し掛かると 前を小走りす…

「何をしている時がいちばん楽しい?」と聞かれてリアクションに困る

「何をしている時がいちばん楽しい?」 私の隣の席に座る同僚に突然、聞かれた。 突然などと言うと、この同僚がおかしな人に聞こえるが 正確には、あまりにも大きなため息をついて仕事をしていた私を見かねて 声をかけてくれたのだ「何かあったの?」と。 最…

サッカー日本代表、お疲れさまでした。彼らに「惜しい」は必要ない

サッカー日本代表のメンバーへ、本当にお疲れさまでした。 大会が始まるまでは、ほとんど期待していなかった私だが 試合を重ねるごとに彼らの戦いに魅了された。 死闘となったベルギーとの一戦は、最後までドキドキしながら見ていた。 結果は残念だったが、…

「ヘタウマ」を理解できないやつに、いいコンテンツなんて創れやしない

「ヘタウマ」という世界観がある。 この世界観は、主に絵画やイラストなどに用いられることが多い。 「へたくそ」以上「うまい」以下などと定義されることもあるようだが その見立ての基準は、人それぞれにあるようだ。 確かに同じ作品でも誰かがみれば「へ…

職場にある喫煙スペースの居心地の悪さ

コミュニケーション力が無いことを隠して生きていると 無理をして笑ったり、話しかけられたらそれに応えたり ちょっと元気なふりをしたりと、何かと面倒くさい。 本当は、挨拶すらしたくないくらい面倒くさい。 そして、その面倒くささもまた、隠さなければ…

頭のおかしいクライアントに我が心を冒される

ここ最近、頭のおかしい人と仕事をしている。 クライアントだ。 自分の主張が正しいと信じて疑わないエゴイストで こちらの善意の提案を屁理屈でことごとく潰していく。 それが、コンテンツの、いわゆる「表現」に関わるところだから 私にとっては、たまった…

キーちゃんを理想のタイプと言っていたヒトの思い出

北澤 豪 愛称「キーちゃん」を理想のタイプというヒトがいた。 今やキーちゃんは、サッカー解説者として様々なメディアで活躍しているが 私にとっては、同世代のサッカー選手として強く印象に残っている。 キーちゃんはタフでよく動く選手だった。 ピッチを…

ニッポンの勝利とにわかサポーターとコロンビアのサポーター

サッカーW杯。 日本がコロンビアに勝った。 とりあえず、みなさま、おめでとうございます。 試合当日は、さぞや日本各地で盛り上がったことだろう。 私もホッピー片手に自宅観戦を決めこみ、大いに楽しむことができた。 サッカー観戦自体はどこで楽しんでも…

クソ役に立たない経験をさせられる同僚といつまでも人を育てられない組織

「仕事がなくて、困ってるんですけど」 入社3年目の男性社員が私に相談してきた。 この男性社員は28歳の転職組で 入社して間もなくまったく畑違いのグループ会社へ出向に飛ばされ 今年の4月にようやく戻ってくることができた。 どう考えてもまともな人事じ…

『竹原ピストル』のライブに感じる熱さと心地良さ

竹原ピストルのライブは魂を焦がすほど熱いのだが、やたらと心地が良い。 竹原の謙虚な人間性、清濁の歌声、人の本質を詠った楽曲、チャーミングなMC。 そのすべてが成せる業だと思う。 そして居心地の良さを感じるもう一つの要因は、ライブの「客筋」である…

映画『万引き家族』のレビューをみて感じたこと。

映画『万引き家族』を観た。 あくまでも個人的な感想であり、ネタバレもほぼありません。 言わずもがな、今年度カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した 是枝裕和監督の最新作である。 映画というよりかは、ドキュメンタリー映像を観ているようで かといって…

髪を切った時にみる周囲の反応いろいろ

どうでもいいことだけど、髪を切った。大胆に切った。 私はどちらかと言えば「ロン毛」の部類であったが それを突然のベリーショートにしたのだ。特に理由はない。色気も何もない。 本格的な夏を間近に控え、こざっぱりしたかっただけである。 ただ、それだ…

「目黒虐待死」人生のなかで一番悲しい、結愛ちゃんの書いた文章

もう・・・ 言いたいことは山ほどある。 言いたいやつは山ほどいる。 ふ、ざ、け、ん、な! クズ継父、どうせ、弱者にしかできないんだろ。サイテーだよ、お前。なあ、収監されてリンチでもされたら?子ども殺しには、容赦ないらしいから。母親、あんた弱す…

思いがけず小さな「命」をプレゼントされたときに感じた戸惑いと責任

「ベタ」という熱帯魚がいる。 見た目にも美しく、比較的飼育しやすいことから古くから重宝され 昨今でも人気の高い観賞魚の一種である。 私はこのベタを一瞬だけ飼っていたことがある。本当に一瞬なのだが・・・。 ベタは友人から誕生日のプレゼントとして…

ウチのかわいい娘は、いろいろな事を教えてくれる。

私には10歳になる娘がいる。 親バカを承知で言わせてもらえば とても気立てが良く、美形にして、誰からも愛される娘である。 いっしょに街を歩けば、誰もが娘に注目し「わぁ、かわいい!」と 思わず声にしてしまう。たとえ声にしなくとも 娘を見るやさしい目…

子どもがギャン泣きするバスの車内での出来事

「子どもは泣くのが仕事」とはよく言ったものだ。 子どもは泣く。時と場所を選ばずに泣く。そう、仕事なのだからしょうがない。 けれども、いつまでも泣き止まない子どもを見ると 何がそんなに悲しいの?と思いたくもなる。 日々の暮らしの中で、そんなシー…

『サラリーマン川柳コンクール』30年超の歴史で変わったものと変わらないもの

先日『サラリーマン川柳コンクール』のベスト10が発表された。 第一生命保険が主催するこのコンクールは、今年で31回を数える。 「毎年、楽しみにしています!」というほど このコンクールに思い入れはないのだけれど 毎年必ずといっていいほどニュースでと…

日大アメフト部の問題を見て「潰す」と言われた自分を思い出す

潰す(つぶす)。 今、最も注目されているコトバの一つだろう。 肝を潰す、時間を潰す、面目を潰す・・・。 日常的に使われるコトバではあるけれど そこに悪意が込められると、とたんに怖いコトバになる。 大きな社会問題となった日大アメフト部の選手による…

社内情報の錬金術士とその処世術

社内情報の錬金術士がいる。 社員の人間関係、社内恋愛、出世レース・・・。 ゴシップからオフィシャルに至るまで 多くの社内事情に精通している40代の女性。 職場ではデスクを担当している。 この女のコミュニケーション力はかなり高い。 デスクという立場…

自分を覚えていてくれるという幸せ

この世から、自分の存在が こつ然と消えてしまったら どういうことになるのだろう? 答えはカンタン。 まったく何にも変わらない。 そんなことは、とっくに知っている。 だからこそ、いま、私が存在している世界での 私の「現在地」が気になったりもする。 …

満員電車がコワすぎて

満員電車はコワい。 満員電車を好きな人はいないと思う。 (痴漢とかスリとか変態じゃない限り) オヤジの吐息、べた付いた他人の地肌、フケだらけの肩 香水、柔軟剤、オナラの匂い・・・etc. もう、これだけでも、うんざりだ。 人は自分の80㎝以内に他人が…

言葉の殺傷力

「お前、殺すぞ」 私のしくじりコミュニケーションの一つ。 私が口にしてしまったリアルな言葉。 もう20年以上前の話しだ。 相手は、同じ会社の営業に近い立場の人間で キャリアは私の2コ上。 仕事が上手くいった時は、自分の手柄にして 仕事が上手くいかな…

50代会社員がそれ以上でも、それ以下でもない事を悟った件

50代会社員。 いまの私のすべて。 それ以上でも、それ以下でもない。 もし、いま私が犯罪を犯して、ニュースで報道されると 50代会社員のA容疑者となる。 決して、50代会社経営とか50代会社役員にはならない。 (容疑も傷害がいいところだ) 50代って、社会…

歩きスマホの人にぶつかりそうになって、家内にこっぴどく叱られる

歩きスマホの人に故意にぶつかってケガをさせたり 金品を要求したりする「当たり屋」が増えているという。 昨年も兵庫でスマホをしていた女性が体当たりされて 重傷を負ったという事件があった。 歩きスマホそのものが社会問題になって久しいが 「当たり屋」…