礼儀正しい地元の女の子に感心させられる
先日、近所のスーパーへ買い物に出かけた時のこと。
スーパーへは、この辺りの鎮守さま(神社)を通って行くルートが
近道なのでよく利用している。
この日もいつも通り、鎮守さまを抜けようとしていた。
参道へと続く鳥居の手前に差し掛かると
前を小走りする一人の女の子に気がついた。
背格好からして、小学校の低学年だろう。
鎮守さまの境内には近所の子どもたちが遊べるほどの
小さな公園が備わっていて、この女の子もきっと公園に遊びに行くのだと思った。
女の子との距離は20メートルほど。
私は何となく、公園へと急ぐ女の子が、勢い良く加速して
鳥居を駆け抜ける姿をイメージしていた。
けれど女の子はスッと立ち止り
参道に正対すると丁寧にお辞儀をしてから鳥居をくぐった。
しかも当たり前のように、ごく自然に。
その一連の所作が可愛くもあり、美しくもあり、すっかり見とれてしまった。
よほど親の教育がいいのか、学校の教育がいいのか。
大人だって、なかなかできることじゃない。
やがて女の子は、公園をめがけて子どもらしく元気に走り去っていった。