街角のコミュニケーション

世の中コミュニケーションだらけ。

満員電車がコワすぎて

満員電車はコワい。

満員電車を好きな人はいないと思う。

(痴漢とかスリとか変態じゃない限り)

オヤジの吐息、べた付いた他人の地肌、フケだらけの肩

香水、柔軟剤、オナラの匂い・・・etc. 

もう、これだけでも、うんざりだ。

人は自分の80㎝以内に他人が近づくと

ストレスを感じるのだそうだ。

隙間のない満員電車では

感じるストレスも、さらに大きい。

殺気立っている人も多いからトラブルも起きやすい。

「押すなよ」「押してねぇよ」

なんて、よく見かける光景だ。

「次の駅で降りろよ」「上等じゃねぇか」

そんな風に発展する事も。

私にも覚えがある。

満員電車の最大のストレスは

こういうトラブルに巻き込まれる可能性が

誰にでもあるという事ではないだろうか。

みんなそれを分かっているから

周囲との間合いに、余計に神経を使う。

(痴漢に疑われたくないのもそうだ)

そして、さらにストレスが溜まる。

こんな負のスパイラルがだめで、心が荒む。

というか・・・

私みたいな人間は、特にダメなんだと思う。

トラブルが起きやすい。

いや、起こしやすいと言ったほうが正しいか。

それがコワいのだ。

そのくらいの自覚はあるのだ。

4、5年前だろうか、決定的な出来事があった。

とある日の朝、通勤時の話だ。

私はいつものように、自宅の最寄り駅から

混雑率200%以上の電車に乗ろうとしていた。

電車が到着。降りる客はいない。

すでに、トビラ付近まで人が溢れている。

そのトビラから乗る客は、私を含めて10人ほどだ。

先頭の私は、溢れる人を背中で押し分けながら

車内へ体を滑り込ませる。

その時、ふくらはぎの当たりに何かが当たった。

と同時に「いたい」という子どもの声。

足元を見ると、そこには3歳くらいの女の子が立っていた。

女の子は母親の脚にしがみついている。

うそだろ? 

こんな小さな子どもを、こんなくそ満員電車で

立たせている母親の神経を疑った。

それでも「ごめんね。痛かった?」と女の子に。

そして「すみません」と母親に頭を下げた。

女の子にケガはなさそうだ。

・・・と、ここまでは良かった。

するとこの母親、ねちねちと文句を言いはじめた。

それが、私に言うのではなく

私に聞こえるように、私への当てつけで

自分の子どもに向かって話はじめた。

「痛かったわねぇ」「怖かったでしょ」「危ないわよねぇ」

そんな感じでいろいろと。

アホらしかった。けど我慢できなかった。

あなた、こんな満員電車にお子さんと乗るのなら

お子さんを抱っこしたらどうですか

あなたのしてることは、とっても非常識ですよ

お子さんが可哀想です」

こんな内容の事を、オラオラ調で言ってやった。

・・・ここは満員電車の中である。

おそらく、2メートルくらい先の人には聞こえていただろう。

結局、この親子は次の駅で降りていった。

私も気まずさから、その次の途中駅で電車を降りた・・・

今でもこの母親の行動は非常識だと思っている。

それにしてもだ、自分も如何なものかと思う。

相手は子連れのか弱い女性だったのだ。

そこまでやるか?という思いがある。

いずれにせよ、満員電車ではこんなことも起きる。

だから乗るの止めた。

この出来事のあった次の日から

私はチャリンコで通勤している。

チャリンコサイコー。


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